働き方改革の功罪。

この記事はameba archivesです。2017年08月28日 18時01分24秒


みなさんこんにちは。

次世代働き方アドバイザーの京都のひですけです。

 

さて、世間でも徐々に働き方改革が進んできているようすが、それに伴い良い面、悪い面、ともに出てきています。

下記は、8/26の日経新聞の働き方改革、「収入減」社員も という記事の一部ですが

 

◆プラス効果

労働時間が減少している 26%

休暇が取得しやすくなった 25.2%

プラスの変化はない 30.6%

 

◆マイナス効果

収入が減少している 16.5%

気持ちの余裕がなくなった 13.8%

 

といった調査になっているようです。

 

まぁプラス効果を実感できているのであれば、良いのすが、マイナス効果は頂けませんね。

理由はなんだろうか・・・と考えると、私の推論ではありますが、

今までの業務の延長線上で、残業だけ制限しているのではないでしょうか?

 

例えば、10時間かかる業務を8時間でやりなさいと命令しても無理があります。

10時間は10時間かかるのはあたりえです。

 

そもそも、働き方改革の大きな目的は、生産性を上げることですから、従来の業務のやり方そのままで、業務時間だけ制限しても生産性が上がるわけはありません。

何らかの生産性を上げる仕組みを作るからこそ、早く業務が終わり早く帰れるようになる。

これが本筋の流れです。

 

その方法は、各職場で業務の洗い出しを行い、無駄な手順や省略できる工程がないか、業務の目的と手段を再確認し、業務を単純化する。業務の棚卸が一番です。

業務システムの導入というのも一つの手段ではありますが、それをするにも業務の棚卸は不可欠です。

それをせずにシステムを導入しても、かえって工数は増えるばかりで、生産性向上にはなりません。

要する何をするにしても、どっかの誰かが無理すれば・・・・ではなく、会社全体で対応しなければ、ならないことなのです。

そうやって、全員で協力して残業代を削減し、会社に利益が残すからこそ、会社としても従業員の努力に報いるよう、ボーナスや昇給などを実施するべきですよね。

これが正しい働き方改革の手順だと私は思います。

 

それから、あと、こうして得た利益を配分できないような、経営者一人勝ちの企業では、この先、どんどんと厳しくなり、人材も流出し、内部崩壊を起こしてくる。そういう時代になると思います。

だって、そんな会社は従業員にとってなんの魅力もないですし、もっといいところがあれば、転職しようって思うのはごく自然な流れでしょうからね。

 

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それでは、本日もお付き合いいただきありがとうございました。

また次回、お会いしましょう。

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