これからはゼネラリストよりスペシャリスト

この記事はameba archivesです。2017年08月13日 06時27分42秒


みなさんこんにちは。

次世代働き方アドバイザーの京都のひですけです。

 

世の中、お盆ですねー。

今日、夕飯を息子と食べに出たのですが、あちこちエラい混んでてビックリしました。

でも最近はなんでもスマホで調べられますし、ホント世の中便利になりました。

 

ただ、世の中はどんどん便利になっていく半面、日本人の働き方って、昭和時代より大きく変わっていないと思います。

確かに昭和に比べるとPCやネットができて情報量は格段に増えているし、営業の仕方とかはどんどん変化していっているのはありますが、日本の社会構造とか、ほとんどの会社の体制や社会人としての思想ってそう変わっていない気がします。

 

役員さんや部長や偉い人がいて、右腕的な人がいて、そうかと思ったらおべんちゃらで偉くなる人もいる。

で、儀式のような長い会議があって、リスクを避けて無難な選択しかしない上役がいて。

言いたいことがあるのに、飲み込んでいる人とか、多いと思いますよ。

まぁ、もちろん新しい会社や先を見越した運営をしている会社も実際にありますので、全部とはいいませんが、まだまだ少数派だと思います。

 

別に否定をしているわけではないのですが、みんな空気読んでいるだけの仕事って疲れませんか?精神的に。日本人の仕事に対する満足度は世界的にも低いといわれていますが、もっと自由になれればいいのになぁ・・・と思っています。

 

で、なんでそんなこと言うのかというと、今日のタイトルなのですが、PCやインターネット、スマホができてきて、便利になってきましたが、次にできてくるものが何かと言えば、なんだと思いますか?

 

そう。AIやロボティクスやIoTといったものです。

これから先、5~10年後には前職業の半分近くがこれらに代替えされるとアメリカのオックスフォード大学の研究チームが発表して、ネット上でも大騒ぎになっています。

オックスフォード大学が認定 あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」

 

実際にアマゾンの物流倉庫、商品を運ぶロボットを国内初導入が始まっており、本格化されると延べ人数でいえば年間10万人の雇用がなくなっていくとも言われていますが、もちろん全部が全員がなくなるわけではありません。

 

日本人工知能学会の会長であり、日本のAI研究の第一人者である松原仁教授は、AIは汎用的な仕事はできても、クリエイティブな仕事はできない。仮に70~80点の仕事はできたとしても、100点の仕事はできないもの。AIとはあくまで人間の補助的な仕事を助ける存在であり、その補助的な部分をAIに任せて、人間はより高度な仕事をしていく時間を作ればいいとおっしゃっています。

だからこれからの若い人は全教科80点のゼネラリストではなく、一教科だけでも100点のスペシャリストを目指すべきだと言っています。

 

そうすることでAIを使う側ではなく、作る側の仕事ができるようになるのだとか。

なんでもそこそこできる人が、逆にAIに埋もれてしまうのでしょうね。

 

今までの社会では、なんでも卒なくこなせる人が重宝された世の中でした。

理由は日本式雇用形態の代表である『正社員』は本来、業務内容や勤務地は限定されず、会社の決定に従うというのが条件ですから、なんでも卒なくこなせる人のほうが、会社は喜んだのです。人海戦術に頼る業界なら余計にです。

 

しかし、これから先、AIやIoTなんかが出てくれば出てくるほど、大まかな仕事はそちらに任せることも多くなってくると思います。

 

最近は自動音声なんてのもでてきていますし、自動運転なんかの技術も実用化されるとかされないとか、チラホラと出てきてきそうな気配がありありとしてします。

 

さて、その時に、言われたことしかできない状態だと、どうなるでしょう。

仮に今まで10人でやっていた仕事が3人~4人で済むようになったら、企業は雇っている従業員を何割か減らすことになってくると思いませんか?

AIやIoTを導入し、業務効率を上げるということは、裏を返せば、雇用流動化を進めることとつながりますが、おそらく全世界的に同時に起きてきているので、抗える流れではないと思います。

 

だからといって、何かを直ぐに勉強しなきゃ!何か習い事やらなきゃ!という訳ではないのですが、まずは自分の強み。100点以上、もしくは100点に近しいポテンシャルは何か。どんなスキルや知識が強みなのか。仕事上でなくても、趣味なんかでもいいと思います。

それを見つめなおしてみるのも良いかもしれません。

そして、それをスキルや知識をどのような価値を世の中に届け、メリットを与えられるか、考えてみてはいかがでしょう。

時間はそれなりにかかると思いますが、出てきた答えはきっと皆さんにとっての『志(こころざし)』になると思います。

 

私も40才すぎてますが、私の知識やスキルなんかは、もっともっと専門的な人はたくさんいるのですが、できるだけ平易に簡素化して、一人でも多くの人にお伝えできれば、いいなぁと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

本日もお付き合い頂き、ありがとうございました。

それでは、また次回お会いしましょう。

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