転職する前に知っておくべき働き方のタイプとは?

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みなさんこんにちは。

次世代働き方アドバイザー京都のひですけです。

さて、私も人材サービス業界で約20年ほど、派遣元責任者や転職エージェントとして働いていて思うのですが、その中でも特に大事にしていることが、働く人のタイプと企業のタイプの相性です。

 

最近の転職サイトでは、HRテックといい適職診断や、スキルマッチングを自動でやってくれるところも多いのですが、そでだけではまだ不足だと私は考えており、まだまだこの業界にはキャリアコンサルタントと呼ばれる人や私のようなアドバイザーの存在価値は必要なんだろうなと考えています。

 

今日はそんな私たちプロから見た転職する際に覚えておくべき、マッチングのポイントについて、全部は書ききれないのですが、少しお話したいと思います。

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働き方と生き方は表裏一体

最初にみなさんに伺いたいのですが、人生って仕事とイコールではないですよね?

家族と過ごす時間もありますし、好きな趣味に没頭する時間もあります。もちろん家事をしたり、食事をしたり、風呂入ったり、寝るのだって、人生にはとても大切な時間です。

 

ですが、仕事というものは自分の人生に大きな影響を与える時間でもあり、自分自身の在り方を決める大切な時間です。言い換えるなら、どう生きたいのか?を具体化させたものが職業もしくは仕事だと言えると思います。

そのように人生をかけた仕事は、そのまま人生の目的にもなりえますし、自分自身の使命、ライフワークとも言えるでしょう。こういう時は英語に訳すと比較的とわかりやすくなりますが、英語に訳すとMissionですね。

 

ただ、一方ではそうでない仕事も存在します。

食べるための仕事です。ライスワークなんて呼び方もありますね。これは文字通り、生活費を賄うための仕事ですから、これは自分がどう生きたいかという意思や、本当に自分自身がやりたいこととリンクしていない場合が多く、本当はイヤだけど、やむを得ないので仕方なく働いてるというケースが多いでしょう。それを人は労働とよび、同じく英語に訳すとWorkとなります。

 

このMissionとWorkの違いを覚えておいて頂きたいのですが、皆さんが現在やられている仕事はMissionでしょうか?それともWorkでしょうか?

 

自分Missionと会社Missionの違い。

先ほど、Missionというものは人生をかけて成しとげるべきものですが、必ずしも1人では実現出来るものばかりではありません。

ですので、同じ志をもった仲間が集まり、同じ目標を達成しよう!と作り出したシステム。それが会社という仕組みです。

 

よく会社にある「企業理念」とは、本来、会社を興した創始者個人のMissionを、会社のMissionと置き換え、言語化したものであり、会社とは言わば創始者の夢の形といっても過言ではありません。

ただ、歴史の長い企業や、多くの人が働く大手企業では、企業理念を会社の在り方としている企業もありますが、大手でも経営理念をクレド(従業員が心がけるべき企業の信条)として、毎朝朝礼時などに唱和しているところがありますよね。

 

会社では、経営者と従業員(労働者)の2種類の人が働くこととなりますが、会社は赤の他人の時間を雇用契約の名の元に買い上げ、その人を使役することができ、その会社の従業員となった人が労働Workの対価として給与をという報酬を得て雇用され、会社のMissionを手足となり遂行しているということです。

 

タイプのミスマッチが招く不幸

ただ、そこで働く従業員一人一人の中も様々なタイプがあり、その部分を間違えると、本来の能力が高い人でも、うまく機能できないケースがあります。これを様々な視点からみて可能な限り合わせることをマッチングといいます。

 

Missionタイプ

例えば、将来きっと叶えたい夢があり、将来の自分を思い描くAさんには立派な自分Missionがあり、修行という意味合いで勤めてるケースが多いです。

そんな自分Missionと会社Missionに大きなギャップがあると、最初は大した問題に感じなくても、勤めるうちにどんどん仕事量や責任などが増えてきたり、方向性があまりにも違うことで本来なりたかった自分からどんどんと離れてしまう錯覚に陥ってしまいます

仕事に対するモチベーションが落ち、ヤラサレ感が大きくなり、ミスなどが多くなります。

俗にいうストレスを感じている状態ですが、そこにさらに無茶な労働時間など色々と合わさり乗しかかってくると、ストレスが自律神経を冒しはじめ、最終的にはどこかで耐え切れなくなりダウンしてしまったり、退職してしまうことがあります。

 

カルチャー(企業文化)タイプ

穏やかな性格で自分からガツガツ行くタイプではない人の多くは、人の困っていることを解決することに生きがいを感じるような人が多いように思います。仕事のやり方も人間関係や信頼関係を構築し、定期フォローもしっかりできるので、クライアントで何か困ったことがあると真っ先に声をかけてもらえる存在です。

例えば、そのような人が典型的な体育会系営業会社などに入ってしまうと大変な思いをします。

アポ取り100件、飛び込みで案件取れるまで帰ってくる!な的な会社は、時代とともに徐々に少なくなってきていますが、まだなくなってはいません。また、マネージャーやリーダーが変わることで営業手法も変わったりしますので、会議でできない社員を吊し上げたり、やたらKPIで縛ってしまう職場になると一気にモチベーションが下がってしまいストレスに感じてしまいます。

 

それだけではなく、IT系の企業によくありがちなのが、コミュニケーション拒否ですね。

朝の挨拶もしない。先輩に質問をしても「俺に聞く前にググれ」等、コミュニケーションを意図的に拒否るタイプの会社に「挨拶やコミュニケーションは大切」と教わり一般企業で育った人には、まるで異次元にきたような錯覚に陥ったりするものでしょう。

 

自分自身の仕事の進め方や考え方や企業文化があまりにも異なると「ここは自分の場所ではない」と感じてしまうケースです。

 

ライフスタイルタイプ

また、自分で夢などの特にMissionと呼べるもを持っていない人は、会社Missionに対して拒否する理由もなく、少々理不尽なことがあっても、まぁ仕事ってこんなもんだと思いながら、なんとなく続けていけるケースが多いように思いますし、そのうちに会社Missionをそのまま自分Missionに昇華させることがきる人もいます。

とはいえ、最近は「配置リスク」なんていう言葉もある通り、仕事には特に求めることがなくとも、自分の居住地や、生活スタイル、自分を取り巻く環境やあり方、重きを置いている人は意外と多く、転勤などの異動に対して 極度のストレスを感じる人も意外と多いようで、移動先でつぶれてしまうケースも散見されます。

 

もちろんメンタル不調の原因はこればかりではなく、人間関係の悪化や過労などもあるのですが、私の経験上、 自分Missionがない人よりも、仕事外で自分Missionを持っている人のほうがメンタル不良を抱える人のほうが多いような気がしています。

 

ただ、こうしたMissionやカルチャー、ライフスタイルなどのタイプのマッチングはなかなか面接だけではわからないことが多いので、勇気をもって質問してみたほうが良いと思います。そこを無理して入社したとしても、結果的に見ると良くないケースになることが多いように思います。

 

「大阪の串揚げ屋」か「京懐石の板前」か?

企業には大手企業、準大手、中堅、中小、零細(ベンチャー)という会社規模がありますが、大手に行けば行くほど、組織でのチームワーク性が重視され業務は「分業制」が多くなり、小規模になればなるほど、一気通貫、AtoZのように、いわば最初から最後までといった傾向が担当できる個人性能を問われる傾向が強くなります。

 

例えば「経理」という仕事でみればよくわかるのですが、大手企業では取扱件数が多いということもあり、「仕分け」「振替」「支払い」「経費」等々係が細分化されるので、大げさに言えば、仕分け担当者は朝から晩まで仕分けしているとような働き方になります。もちろんそんなところばかりではありませんが、担当者の上にいる課長や部長クラスが全体指揮をしながら会社全体の経理業務を担当することになります。

 

一方、ベンチャークラスになれば当然、大手ほどの処理件数もないということもありますし、何よりそこまでの人件費をさけないということもあり、「仕分け」~「決算」下手すると「会計業務」までを一人でこなすという企業も普通にあると思います。

 

これは働き手のスキルもさることながら、どう働きたいかという志向性の部分にも大きな影響性も持っているので、先ほどのように一口に「経理」といっても求めらえる業務内容が全く異なりますので、「どのくらいの組織規模かと、それぞれの業務担当か」を確認する必要があります。

 

私はこれを「大阪の串揚げ屋」「京料理の板前」と呼んでいるのですが、大阪の串揚げ屋さんは、ただひたすらに揚げ物一筋何十年というイメージでして、同じことを淡々と熟していくタイプに向いているように思います。

一方、京料理の板前さんは、一品一品丁寧に仕事をこなしていきながら、全ての料理を一人で作りきるので、最初から最後まで面倒見たいタイプに向いているように思います。

もちろん最初から最後まで作りきるには、それ相応の修業期間が要りますので、すぐにできるようなものではないと思いますが、自分がどのように働きたいかというのは、性格的な部分もありますし、何より自分自身の強みでもあり、また同時に弱みであると思っています。

 

前述した通り、会社は「雇用契約の元に従業員を使役する権利」がありますので、この部分についてのマッチングを間違え入社すると弱みばかりが引き立ってしまう危険性が高いと私は思っております。スキル的な面もさることながら、それ以上に志向性を尊重することを重視しています。

まとめ

さて、どうでしたでしょうか?

今回ご紹介したものは、主なものかと思いますが、言ってしまえば仕事選びの軸であり、何を重視したいかの表れではないかと思います。

「うちの会社はこうだから!」というのも確かにその会社の経営者の考え方ひとつですが、同時に何にこだわるかもその人の自由です。そこを無理をさせて大切な従業員を潰しても損害が大きくなるだけではないかと思います。

もちろん、あれも嫌だこれも嫌だでまったく協調性がないのはどうにもなりませんが、我慢できることはする。譲れないものは譲れないで良いのではないでしょうか?

 

際限がなくなるので、このお話はここまでにしようと思いますが、採用難がどんどんひどくなっているようですが、ぜひ、失敗のない転職活動の参考にしていただければ幸いです。

 

最期に。

どうしても、自分の思った通りに働きたいという人は「独立して自分の会社を作る」こというのも一つの手段ですので、腕と見識を磨いて挑戦してみるのも良いかと思います。そもそも会社とは誰かの夢の形なのですから(笑)

 

 

それでは本日も最後までありがとうございました。

それではまた次回の記事でお会いしましょう。

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