ライフワークとワークライフバランス

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この記事はameba archivesです。2017年09月18日 17時59分00秒


みなさんこんにちは。

次世代働き方アドバイザーの京都のひですけです。

 

私の住む京都市も昨晩はすごい雨風でしたが、一晩寝たら台風一過でとても気持ちの良い秋晴れとなりました。

すっかり暑さも落ち着いて、我が家の2階のオフィススペースもずいぶん快適です(笑)

 

◆ライフワークとワークライフバランス

さて、今日の話題ですが、ライフワークとワークライフバランスについて。

実はこの言葉、対極な関係にありながら、密接なかかわりがあることはご存知でしょうか。

 

 

Wikipediaでライフワークを引用すると、以下のように出てきます。

”作家の本田健は、「ライフワークとは、自分のなかにある《幸せの源泉》から湧き出る情熱を使って自分らしさを表現し、まわりと分かち合う生き方」と定義している[1]。「幸せの源泉」とは、そこにつながるだけで、本人が幸せになるようなこと。その人らしい本質で、静かなワクワクを感じ、つきることのない情熱がある場所である。
また、作家の外山滋比古は、「ライフワークとは、それまでバラバラになっていた断片につながりを与えて、ある有機的統一にもたらしてゆくひとつの奇跡、個人の奇跡を行うことにほかならない」と述べている[2]。その人にしかできない、一生をかけてする仕事や事業、それがライフワークである。”

 

単的にいえば、その人の人生の目的の探求というか、存在する意義であり、使命ともいえるのではないでしょうか。

興味が次から次へと湧いてきて何時間でもやってられるという感じではないでしょうか。

新しい仕事を任されたとき、何かを始めるとき、ワクワクドキドキしながら夢中で取り組んだ経験は誰にでもあると思います。

 

一方、ワークライフバランスを同じくWikipediaで検索すると以下のように出てきます。

”仕事・労働は、賃金を得るための生活の糧であり、個々の暮らしを支える重要なものである。また、充実した生活・人生を送るための糧でもあり、仕事・労働にやりがいや生きがいを見出すことも大切な要素である。 しかし近年は仕事のために他の私生活の多くを犠牲にしてしまう仕事中毒(ワーカホリック)状態となり、心身に疲労を溜め込みうつ病に代表される精神疾患を患ったり、過労死や自殺に至ったり、家庭を顧みる時間がなくなることで家庭崩壊に陥るなどの悲劇を生む事例が後を絶たなくなった[2]。
仕事をしなければ収入が得られず、経済的に困窮する原因となる。逆に時間の大半を仕事に費やす長時間労働では心身の健康を害するほか、家庭や地域との和を乱す原因ともなる。これらを両立するには、仕事と(その他の)生活のバランスを取ることが必要である[1]。
仕事と生活のバランスを崩したことで起こる悲劇の急増は、国民(労働者)にとって日々の私生活や将来への大いなる不安を抱かせることになり、却って社会の活力を低下させてしまうことになる[1]。さらには多忙で安定した生活ができないことにより出生率低下・少子化に繋がり、人口を減らす原因となってしまうとも考えられている[1][3]。
こうしたことから、仕事と生活のアンバランスが原因で引き起こされる多くの悲劇を抑えようと、「仕事と生活の調和」、ワーク・ライフ・バランスが叫ばれるようになった。”

 

いうまでもなく仕事ばかりしていてもダメなのはわかります。それで自分自身や家庭を滅ぼした人も数多くいます。

まして、企業の中で『労働者』として働くのであれば、当然、労働基準法や労働安全衛生法のような法律が適用されますので、その枠の中で働かないと所属している会社にも迷惑を掛けてしまいます。

でも、労働者からすれば、好きなことをやっているのですから、鬱になる人はあまりいないんじゃないの?と思う人もいるかと思いますが、どんなに好きなことであれ、スランプになる人もいるでしょうし、上手くいかなければストレスはたまります。

度合いにもよるでしょうが、高ストレス状態が続くとやはり『うつ状態』となり、そこから過労死や内臓疾患系の突然死の可能性は十分にあります。

 

また、企業側も労働者がいくら好きだからといって、放置したまま働かせて、万が一、鬱を発症したり、過労死などが起これば、使用者責任を問われますし、安全配慮義務違反や業務上過失などでブラック企業だと叩かれ、世間的にも信用を失ってしまいますよね。

それではWin-Winの関係とは言えません。

 

それに、ライフワークを仕事にしている人ばかりとは言えません。

例えば、スポーツが好きでもスポーツで生活できるのはほんの一握りの人だけでしょうし、年齢がいけば体力的に難しくなるということもあるでしょう。

小説や音楽なんかも似ていると思います。

 

そして、ライフワークほどのめり込めるような仕事でない場合、多くの人はおそらく仕事は早々に終わらせて早く帰りたいと思っていると思います。

前回のブログ『何もやりたいことがないという人。実はもったいない。』で書いた人の多くは、そういった人が多いのではないでしょうか。

 

 

◆十把一絡げが生み出す不幸

で、一番、不幸なのが、この相反する二つのタイプの人が同じ社内に共存する場合でしょう。

 

例えば、ライフワークを仕事にしているA氏とワークライフバランス重視のB氏がいたとします。

A氏は、いくらでも仕事できますから、B氏のことをあいつは全然、仕事しないと批判します。

しかしB氏から見ると、同じ給料なんだからA氏と同じように働けと言われても冗談じゃありません。

A氏のようなタイプの人が多い企業は、ライフワーカーの巣窟です。社風そのものがA氏でしょう。

そんなところにB氏が就職すると、たまったもんじゃありません。

B氏はまちがいなくこの会社はブラック企業というでしょう。

 

調べものをしている時に、うつ病患者、10年で18%増 早急な対策必要とWHO という2月の日経の記事を見つけたのですが、上記のように多くの人が仕事を原因として、鬱になり、自殺するのは、正社員という枠でA氏とB氏のような両者を十把一絡げのルールで組織を運用してしまっている運用上の不備ではないかと私は個人的に思っています。

A氏やB氏の問題以外にも、例えば正社員である以上、フルタイムが原則で時短勤務やパート勤務がしずらいというのも同じ理屈ではないでしょうか。

これにより産休育休明けの女性や、親御さんの介護休暇などを取れずに悩んでいる人は多いと思います。

 

 

◆高度プロフェッショナル制度と同一賃金同一労働がこの国を救う。

新聞などでは残業代ゼロ法案として、労組側(連合)などより反対意見の多い、高度プロフェッショナル制度ですが、私は少し違う意見をもっていまして、A氏のようなライフワーカーこそ、この制度を使うべきだと感じでいます。

もちろんインターバルの問題はありますが、健康に留意しながら好きなことを好きなだけやるというのは、A氏の人にとっては理想の働き方といえると思います。

年収的にも1070万円以上となると全く問題ないと思います。もちろんそこまでたどり着くのは容易なことではないかもしれませんが、『俺はこれで一生食っていくんだ!』という人には、お勧めです。あとは業種にもよるかもしれませんが、独立するのもありでしょう。

 

B氏のような人であれば、重視するポイントはライフワークバランスでしょうから、労基法の適用内で仕事するということは、願ったりかなったりでしょう。

ただ、問題としては収入面でしょうから、ライフワークのノウハウなどをマネタイズするか、副業で稼ぐといった働き方もありだと思います。

 

つまり、A氏のような方は専門職や管理職は高度プロフェッショナル制度へ移行し、それなりに高給をもらって、好きな仕事を心行くまでする。

B氏のような方は、ほどほどの年収であってもライフワークバランスを考え、自由を優先する。

 

こうすることで両者の軋轢は解消されますし、双方にとって幸せな働き方を実現できるのではないかと思います。どうです?悪くないと思いませんか?

 

また、こうすることで、言い換えるとメンバーシップ型雇用とジョブ型雇用とを分離しやすいので、今よりも同一賃金同一労働を実現しやすくなると思います。

それにより、大きな問題となっている正規雇用vs非正規雇用といった変な対立もなくなります。

 

経営者はたまったもんだない!と感じる方もおられるかもしれませんが、おそらくここは切り分けてしまうほうが生産性もあがるでしょう。

理由は圧倒的にマネジメントしやすくなりますし、チーム内における変な軋轢がなくなれば、好きだ嫌いだの問題も減るでしょう。当然チームワークも良くなります。

 

日本の生産性の低さについて考えてみたところ、その要因は以下の3点だと私は考えています。

①嫌々仕事をしている人が多い。

②A氏とB氏のような組織内の軋轢。

③十把一絡げルールによる運用上の不備(事態に即していないルールの強要)

 

これらを解決することで今の日本が抱えている労働に関するトラブルは半分以上解決するのではないかと個人的に考えたりしています。

 

少し長くなってしまいましたが、ここしばらく考えていたことをまとめられてよかったです。

 

本日もお付き合い頂き、ありがとうございました。

また次回お会いしましょう。

 

◆お願い
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